2022年春期に基本情報技術者試験に合格しました。
基本情報は合格率は2〜3割といわれている簡単ではない試験です。特に独学の方には届かない情報も多いかと思います。
1度目は不合格で2回受験をしました。1回目の失敗も踏まえて独学勢の皆さんに「これは知っておきたかったな」ということを共有したいと思います。
前半は勉強方法、後半に受験における注意点を載せています。なお受験方法はCBTです。
🔖 もくじ
勉強方法について
基本情報技術者試験はとても手軽に受験できます。なぜなら過去問がすべてネット上にあるからです。ありがたいですね。
そしてもっとありがたいのが、基本情報の午前問題は統計的に約半分ほどが過去問から出ていることがわかっています。なので過去問をしっかりやればそれだけで合格点60点中50点が手に入るというわけです。
ということで私がお金を出して買ったのはテキスト1冊のみとなります。
午前対策の定番中の定番テキスト
分厚いですがイラスト付きで読みやすいです。これをざっと読んで過去問をひたすら解くのがいいと思います。
書いてある内容をノートにまとめてもいいと思いますが、この時点では読むだけでいいと思います。なんせ範囲が広いので、この後の過去問のときに索引しながら本テキストを使い、覚える必要があると思ったらまとめてもいいかなと思います。
受験者の味方、基本情報技術者試験ドットコム
このサイトでは過去問を本番のような出題形式で解くことができます。午前午後ともに過去問が歴代格納されているので、過去問のためにテキストを買うことは無いです。
本番は午前なら80問ですが、過去問の限り永遠と解くこともできるのでマラソンもできます。また解説もとても丁寧です。
ぜひとも会員登録をして使ってください。会員登録をすると
- 今まで解いた過去問がわかる
- 間違えた過去問がわかる
- 過去問にタグ付けして自分で整理ができる
- デバイスが違っても同じ勉強方法ができる
など嬉しいことがたくさんあります。本番前の見直しにも役立ちます。
午後問題について
午後問題対策用のテキストは買っていません。表計算やSQLでわからないこともありましたが基本的にググれば出てきたので必要性を感じませんでしたが、過去問をやりきってしまった方でまだやりたいと思った場合に買えばよいのではないかなと思います。
また、SQL対策をしても出ないこともあります。これは完全に運なので1つをしっかりやるというより全体的に勉強を進めたほうがいいと思います。
午後問題は午前問題を知っているうえで問われる問題が多いので、午前をしっかり理解していれば大丈夫だと思います。
受験予約に関すること
予約はすぐに埋まるので急ごう
基本情報の受験予約にはプロメテリックというサイトを使います。
もし人気日を予約したいなら会員登録をしている時間はないので先に登録しておきましょう。
土日はあっという間に予約が埋まってしまいます。予約開放日は受験日の60日前なので注意してください。また午前と午後で最終日も違います。よく確認してください。
予約方法は下記のような画面にて、空いてる日時を選択します。
基本情報技術者試験は午前午後ともに150分の枠(4つの連続した枠)が取れないと予約できません。
開始時間が決まっているわけではないので「遅めに始めたい人」や「午前午後で別日で受ける人」などで中途半端に埋まることもあり、連続して枠が8こ以上空いていないこともあるので、予約開放日にはスタンバっておくことをおすすめします。
ちなみに午後を先に受けて午前を後に受けても問題ないそうです。
予約サイトはクセがある()ので焦らないように
先述のプロメトリックはとってもクセのあるサイトで、WindowsのEdgeとChromeでしか動作保証しないぜというスタンスです。
私の場合(MacでChrome)ですが、午前を予約したあと午後を予約しようとしたら「ログインしすぎなので20分後にやってね」みたいなメッセージがでました。びっくりしましたがあるあるだそうで、同じことが起きた方はエラーメッセージを検索したりTwitterでエゴサしてみてください。
シークレットウィンドウならいけた、ブラウザを変えたらいけた、など色んな解決法が出てきます。
当日に関すること
休憩時間とお昼ごはんについて
もし午前と午後を同じ日に受けるつもりでしたら、その間の時間は30分くらいしかないはずです。また受験受付が15分前のため、実質15分しか自由時間はありません。
なので午前を早めに終える自信が無ければ早く食べられるお昼ご飯やブドウ糖を持っていってください。さすがに何も食べずに150分×2を連続で受験するのは辛いと思うので注意してください。
私の場合は受験場所に30分くらい早く着いたのでとりあえず受付しようと思ったら、もう受けられますよと言われて早めに開始できたおかげでお昼ご飯を食べに行く時間ができました。といってもこれは例外だと思うので、午前を早めに終えるように練習しておく方がよいです。
受験後、すぐに結果がメールで送られてきます
受験を終えて退室してから10分かからず結果がメールで送られてきます。メールにURLと文字列が書いてあるので、アクセスして入力すると点数がすぐにわかります。
60点以上で合格ですので、午後を受けるかどうかは点数次第で決めてもいいでしょうし、メンタル的に見たくないという方は全て終わってから見てもいいのではないでしょうか。
Twitterでエゴサするとスコアが送られてきていない方も少しいるそうで、その場合はプロメトリックに凸電すればなんとかなるそうです。ここで点数がわからなくても合格でしたら合格証が送られてきます。
おわりに
私は1回目の受験で午後問題で59.5点を取り、こんなに刻んでくることにビックリして0.5点の差に心からへこみました。敗因は午前と午後の間にエネルギー補給を怠ったことかな…と、最後の方になると頭が回らなくなってきて午後の見直しを早めに切り上げてしまいました。あと絶対あの部屋人が多すぎて酸欠ぎみ…ごほんごほん。
150分の試験2つ、難易度もある問題ばかりですので思っている以上に脳は疲労していたんでしょうね。皆さんは同じ轍を踏みませんよう…。十分お気をつけください。